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娯・モ○ック様のカード講座

クレリック「マルセスTVのご覧のみなさんこんにちは。レポーターのクレリックです。今日もソルタリア在住の科学者モ○ック教授のところにお邪魔しております。」
モ○ック 「モ○ックじゃ。よろしく」
クレリック「若いセプターから送られてきた疑問に答えるコーナー、今日もマルセスブルク在住のハンスさんからの質問です」
モ○ック 「どんな疑問にも答えてやろう」
クレリック「『モ○ック教授、クレリックさんこんにちは。私は王国親衛隊に勤めているハンスであります。』」
モ○ック 「またこいつか。。。」
クレリック「マルセスブルグにいるセプターが少ないので仕方ありませんよ」
モ○ック 「近隣には他にもセプターがいるだろ?」
クレリック「ザ○ルさんが文字を書けるとでも?」
モ○ック 「。。。。ああ、わかった。続けよう」
クレリック「『先日の放送で火属性がとても使いづらいと言っていたのはどうしてでありますか! なんとなくわかりますが説明をお願いしたいのであります!』 。。。薄々は気が付いているみたいですね」
モ○ック 「うむ、そのようだな。では具体的に話していこう」


モ○ック 「火は全体的にコストが高すぎる。またそれなりのコストながら攻防の主役となるべきMHP40に主役級がいない。水ならアイスウォール、アプサラス、イエティ、シーボンズ、ネッシー、フェイト、ボジャノーイ、リザードマンと撒きから強固な拠点候補、アタッカーに有力な領地効果持ちと揃っておる。地は援護利用が強いのでMHP40はあまり使われないがコカトリス、トウテツ、トロル、バンパイア、ヒーラーとなかなかの能力持ちが揃っておる。風はガルーダにガン=ジィ、ケンタウロス、コーンフォーク、スレイプニル、ダンピール、ナイトフィーンド、ホーリーラマ、ヨーウィ、ワイバーンと、めったに使う必要が無いクリーチャーまで含めて高スペック揃いだ。」
クレリック「風のMHP40グループの強さが群を抜いていますね」
モ○ック 「火はグラディエーター、ケマゾツ、サルファバルーン、ジェネラル=カン、ファイアードレイク、ヘルハウンド、マーネス、マトックテイル、ミノタウロス。それなりに頭数は居るが制限持ちが多くてコストも高いものばかり。バランス的に劣っておる」
クレリック「他の属性は一部使えない能力難のあるクリーチャーがいるのに、火属性は一部使えるクリーチャーがいるだけですね。コストバランスに難があるのはかなりのセプターが同意しています。」

モ○ック 「そしてプレイングが異常に難しい。属性メタのイエティがいる上に、風の超攻撃クリーチャーのガルーダ(地制限)、ナイトフィーンド(水制限)が無条件で侵攻できる。さらに無属性のシェイドフォーク、レッドキャップ、コロッサスまで食い止めなくてはならないという苦行の属性だ。」
クレリック「う~ん、この時点で構築を諦めるセプターさんが多いのもわかる気がします」


モ○ック 「プレイング問題について例を挙げて教えてやろう」
クレリック「具体例ですか。ではお願いします。」
モ○ック 「火を中心に構築するブックで有力なのはジェネラル=カンを活かした先制攻撃ブックだな。高額のコストの火クリーチャーは相応の能力を持ってくれているのを活用しつつジェネラル=カンのSTを伸ばしていく。攻撃側にST+20される脅威のアレス場との相性も良くドラゴン/キメラ/ジェネラル=カンといった先制&MHP50に、ファイアードレイクやゲマゾツなども加えれば大侵略ブックに仕上がる。主力のジェネラル=カンとファイアードレイクは+5青天井なのでガルーダやレッドキャップのような力押し攻略とまではいかないが、低レベル(1~2)の連鎖切りにおいては充分な威力を発揮する上、拠点候補地を睨むことでドレインマジックなども通りやすくなるという小技なども取り入れ、バランス的になかなか良いブックになっておる。」
クレリック「スペルも綺麗に噛み合ってなかなか強そうに見えますが」
モ○ック 「このブックはMHP50以上が居れば強化されるんじゃが、MHP50でアイテム制限がないクリーチャーが少なすぎる。コスト30のピラーフレイムは火のクリーチャーの中で一二を争う優良コストパフォーマンスクリーチャーで4積みで採用したいが防具が使えない。防具が使えないという事はイエティをカウンターシールドで倒せないから、イエティを適当に撒かれた時点でアウトになる」
クレリック「ガセアスフォームは道具ですから無効化で守れますよ。」
モ○ック 「肝心のジェネラル=カンが道具制限で噛み合わないんじゃ。開発の悪意を感じるな。」

モ○ック 「MHP50でお金を奪う能力があるウィルオーウィスプがかつては輝いていたんじゃが3DS版になり、城到着妨害スペルが徹底的に排除された結果、道中のお金奪いが軽傷になったので価値が相対的に落ちた。まあそれでも脚スペルの弱体化という若干のプラス要素とイエティの侵略をシールドで守れる上にニュートラクロークを使えばお金も奪えるので致命的な使い勝手ではなかった。隣接されたらアイテムをどんどん消耗させられるという問題は大きいんじゃが。」
クレリック「一時凌ぎできるのはプラスですが。。。苦しいですね」
モ○ック 「というところに登場したのが、ネット配信された新カード「パワークラウン」じゃ。」
クレリック「アイテムの道具でコスト60.HPの上昇が+(対戦相手のST)。単純な通常攻撃で殴る相手の攻撃を防げますね。」
モ○ック 「重要なのは雪辱能力を持つところだ。」
クレリック「雪辱[対戦相手をグレートフォシルに変える]。。というのは具体的にどういう力なんですか?」
モ○ック 「無効化持ちの高額拠点に踏み込んで高額拠点をグレートフォシルに変えると通行料が0になる。例えば風/地無効のG・イールのレベル5拠点に風クリーチャ(または地)で踏み込んでパワークラウンを使えばグレートフォシルに変えられる。カウンターシールドを使ってもカウンター効果よりも無効化による攻撃無効が優先だからグレートフォシル化が確定という恐ろしい踏み倒し手段だ」
クレリック「うわっ 凄い効果ですね。」
モ○ック 「イエティを相手にした火属性なら無条件で雪辱の条件を満たせる上に、イエティ側がグレムリンアムルを使ってもパワークラウンを破壊できない(破壊・奪取無効)
これでイエティの侵略を僅かに食い止める光明が出た火属性だが、ウィルオーウィスプは後手持ち。後手ではパワークラウンでイエティを封じることができない。。。どうにもならんな。。。しかも攻撃主力のジェネラル=カンもパワークラウンを使えないあたりが火属性の悲劇が加速しておる。」

クレリック「他のMP50以上のクリーチャーはどうなんでしょうか?」
モ○ック 「カード破壊のデメリット持ちながらステータス能力とも優秀なバ=アルは配置までに手数(コンジャラー配置~領地効果)か生贄&領地コストという問題が大きいし、カード破壊目的の戦闘への対処がなかなか頭が痛い。」
クレリック「ステータス的には最高なんですが。。。」
モ○ック 「カード破壊対策にはバサルトアイドルが一番だが、そうなるとガルーダ・レッドキャップの青天井やナイトフィーンドを相撃ちで封じるサルファーバルーンが機能しなくなるのもなかなか厳しい。火ブックはアイテム制限とクリーチャー相性と能力相性がお互いに悪い方向に干渉している上に、コストが重いという結論が良くわかるな。。。まあデメリットが少ないMHP50もおるが。。。」
クレリック「いるなら問題ないじゃないですか」
モ○ック 「ゴーレムが相応のコストで使えるが、特別な能力がないクリーチャーがベターな選択で頼りになるという時点で火は。。。はぁ。。。とため息が出るな。」
クレリック「厳しいですね。。。」
モ○ック 「唯一の救いは他の属性がMHP50以上を採用する機会が多い事で、他のセプターのクリーチャーによる底上げができる点かな」
クレリック「地ブックなんてMHP30の援護しか使わないのですが。。。」
モ○ック 「援護用として、ストーンウォール、マミー、コロッサスといった大型クリーチャーを採用するだろ、援護用といっても相手の撒き潰し&配置妨害用に配置する事が多いから噛み合う。 風単も撒きにマスターモンク 踏み対策にウンディゴあるいはレベラーを入れているケースも多いからこれもまた噛み合う。ライフォブックは大型クリーチャーばかりでこれも合う。じゃが、その+5の底上げしてくれているクリーチャーをどんどん踏み潰していかないと勝ちが無いあたりがこのブックの悩みだな」
クレリック「実に悩ましいブックです。。。」


モ○ック 「だが火は他の属性に無いオンリーワンの能力を持ったクリーチャーがおる。これを使えば打開策になると考えたセプターが研究を進め、この前のセプター学会で成果が発表されておる」
クレリック「もう既に嫌な予感しかしないんですが、結果を教えていただけますか」
モ○ック 「まずフェニックス [自破壊時、手札に戻る]という復活能力持ち。破壊されてから発動する能力がついで程度だったならば救いがあったものの、30-30のステータスでは死ぬのが前提といわざるを得ない。死ぬのが前提の遺産ブックに入れるならもっと他にいる。そもそも遺産ブックなら風属性とキッパリと駄目出しされた」

モ○ック 「バード [対戦相手を破壊できなかった場合、攻撃成功時、ランダムな空地に飛ぶ] 適度な相手を殴ってそのまま撒きになるという能力は良いが、領地を確保したとたんにデメリット能力になり、入替え後はステータスの低さから援護にも使えんのでやはり使い道が無い。。。同じコストでコンジャラーがいる事を含めて選択されないと駄目出しされた」

モ○ック 「ガスクラウド かつては火の拠点候補。[通常攻撃・受けるダメージの1/2]という能力はどこに撒いても排除されにくく、火の土地に配置できればさらに安定した高額拠点まで育てることができるというクリーチャーであったが、防具が使えないからイエティの侵攻を止められん。どこにでも撒くなら水のシェルクリーパーがコストが10安い上、イエティ・ガルーダ・ナイトフィーンドの盾になる点を含めても選択されないと駄目出しされた」

モ○ック 「ソン=ギョウジャ [援護:援護クリーチャーの能力を発動させる]:模倣 援護が圧倒的に優位な今作で火の切り札になるかと思われたが、模倣という能力があまりにも特殊すぎて専用ブックを作らなければまともな活用ができん。専用ブックを作ったが援護用クリーチャーの能力を活かしてそのまま拠点・攻撃に利用してソン=ギョウジャが活躍できなかったという話はセプター落語の定番のネタになっておる。。。ネタにしかなっておらん。」
クレリック「孫悟空なのにどうしてSTが0なんでしょうね。。。」
モ○ック 「それは開発が(ピーーーーーーーーーーーーーーーー)」

モ○ック 「パイロマンサー [アイテムを使用しない場合巻物攻撃[ST30]:相手が攻撃成功した場合、戦闘終了時、ST=20、MHP=30] 自動巻物攻撃を使える上にMHPが50あるという破格の能力を持っておる。ソン=ギョウジャの援護に使った場合に巻物効果が発動しないのでミスしたと思われつつも実はSTを20成長させることができる効果も大きい。援護に使ってもそのままでも腐らない超優良クリーチャーだな。」
クレリック「巻物での貫通は強いですが、誰もコモン巻物を使わないように30までというのは力不足では?」
モ○ック 「近作は援護が猛威を奮っているから貫通30は丁度いい。巻物を何枚も用意しなくても使えるのでデコイ撒き、シェルクリーパー撒きといった策を潰すことができるのは大きい。防御アイテムの取り回しが厳しい火属性が巻物を持たなくていいというのは大きなメリットで火のブックを作るならとりあえず入れるべきクリーチャーじゃな。」
クレリック「いいじゃないですか。火ブックに光が見えてくる良クリーチャーですね。」
モ○ック 「これだけ能力がいいと他の属性ブックもコモン巻物代わりに当然入る。で、ガスクラウドはもちろん、イエティの侵略を火属性で唯一無条件に止められるケットシーが逆に狙われるというオチでな。。。」
クレリック「。。。パイロマンサーは悪くないんですよね。」
モ○ック 「だけどな、、、、」


クレリック「他にいないんですか。」
モ○ック 「火属性のメタのイエティに対して水属性を刈るのを前提とした能力を持つクリーチャーもおる。」
クレリック「それを早く言ってくださいよ。」
モ○ック 「ラーバワームというクリーチャーで、貫通[水]を持つ40-50でコスト70と悪くないステータスだ」
クレリック「イエティには、即死(火属性60%)とか無効化(火属性)がありますけど、ラーバワームは?」
モ○ック 「ない!(即答) しかも防具が持てないのでイエティが来たら対抗できん」
クレリック「。。。性能差がありすぎる気が。。。」
モ○ック 「連邦の白いのと旧ザクくらいの差があるな」
クレリック「は?」
モ○ック 「いや、気にしないでくれ。ラーバワームのST40は悪くないステータスなんだが、水クリーチャーはMHPが高い奴ばかりで武器無し、条件無しで刈れる敵が少なすぎる。」
クレリック「もうなんというか、ご愁傷様すぎるとしか言いようがありません。」

モ○ック 「最終的な結論になるが、火ブックはサルファーバルーンを使うのが一番だ」
クレリック「相撃ちでなんとか相手のアタッカーを潰すという手段ですか」
モ○ック 「それは最終手段で、例えば、風単x2と火の戦いを想像してもらおう」
クレリック「火が一方的な狩場になる気がしますが。。。」
モ○ック 「Lv3サルファーバルーンが置かれたとする。シールド持ちだった場合。。。」
クレリック「ガルーダ+グレムリンアムルで簡単に踏み潰されますが」
モ○ック 「だが、貴重なガルーダとグレムリンアムルを失う。そうなるともう一人の風との戦いでナイキーを絡めたコンボやウインドアムルorボーパルソード&ガルーダを防ぐのが困難になる」
クレリック「ああ、意味がわかりました。第3勢力として相手の貴重な戦力を確実に削れるサルファーバルーンが他のプレイヤーには踏み抜けない存在になるんですね」
モ○ック 「その通り。風侵略も地援護もサルファーバルーンを消すには相応の出血があり、それによって本命の敵との戦いに支障をきたすという点を突くのが火の生き残る最善の道だ。」
クレリック「やっと火に光が見えてきた気がします」
モ○ック 「サルファーバルーンを8枚くらい積めれば楽になるんだが、今回はレイズデッドが無いのが辛いな。。。サルファーバルーンの役割が重要なので無計画に自爆させられん。拠点用、配置妨害、アタッカー殺し、アイテム消費目的。。。にうまく活用しつつ、戦局全体のバランス取りをして、戦局が傾いたところで一気にレベル上げ&敵拠点への自爆攻撃で勝負を決める!! これにつきるな」

クレリック「MHP50以上の相手ではサルファーバルーンでも力不足になりますが。」
モ○ック 「アーチャーを入れるのもありだが、それよりはプレイグで戦局全体を荒らすのが手っ取り早い。こちらは自爆が機能すればいいだけだからマイナスは少ない。ランプロはがしなども同時にできるからプレイグは1枚持っておくとよいかも知れんな」
クレリック「ところで、水の防御専門ブック相手にはどうすれば?」
モ○ック 「踏んでくれるのを祈るしかない(キッパリ)」
クレリック「。。。以上、最後は祈るという結論になりました。。。。」
モ○ック 「・・・はぁ。。。」

火属性使いセプター頑張れ!!、超頑張れ!!

by exsir | 2014-03-28 22:22 | カルドセプト3DS